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web漫画 胎界主 第二部 ロックヘイム

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俺が天才?
偉大な男……


魔法則が出来るから
盗みが上手ぇから


それがどーした

なんの価値がある

俺もおめぇも
たいして変わらネェよ



このピュア様から
見ればな……

ただ 一つ
違うとすりゃあ

俺にはピュア様が
「見えた」のさ

ちょっとだけ
そのお力を
「見つける」ことが
出来たのよ


ピュア様が強大な「磁力石」だとしたら
俺はそれに反応し
引き合うことができた


それだけが
俺とオメェーら
「石ころ」の
大きな違いよ

ピュア様を信じた……

その時から
俺が今まで信じていたものは
「塵」だとわかったんだ


レプラよぉ

お宝を
集めてどーする

そいつを
魔界に収めて
騎士の称号が欲しいってか?
そしていつかは夢の爵位ってか

ゴミだよそんなもん

悪魔どもに先はねぇ

なんの力にもならねぇよ

そしていつかは
真の胎界主であらせられる
このお方に
滅ぼされるのさ


なっ
なにを言ってんだ
ファージャルグ?

魔王樣方に
逆らうだなんて


そんなことして
この先
生きて行けるワケ
ないじゃないか

ダメですね
コイツ


つむじまで
悪魔共の胎界に
どっぷりだ

いかが
いたしましょう


後々
面倒になる前に
始末しましょうか