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なにより
ロックヘイムは
四大司神の一柱である
『トト＝ロック』と
その神獣である
『リョース』が
絶大な力を持つ生成世界
ある意味
トト＝ロックの代行者である
リョースの胎界といってもいい
奴の忌々しい名を冠する
生成世界よりも
ソロモンの影響力は
半減するのだろう
いっそ
リョースに
全てを話してみるか
まぁ
ムダであろうな
魔王の私には
謁見すらしないだろう
ロックヘイムの保持・保全に
凝り固まった管理者サマは
ソロモンの引き起こした
大惨事以来
全ての変成を拒絶する
強迫神経症を
患っている
あの大惨事の解決を
魔界にまで求めたが
我々ですら
どうにも出来ないと
判ると
原因の嫌疑までかけて
ロックヘイムから追い出し
関係を断絶
最後に会ったのは
あの時が最後か……
以来リョースは
ソロモンの陽動策に
まんまとはまり
ありもしない
指輪を求めて
問題の打開を
図ろうとしている
よくもまぁ
我々の送り込む
骸者殲滅部隊の
入界を
許しているものだ
以上
リョースの
協力は
期待できん
私の力も
あてには出来ん
ムダだとは
思うが
アイツと
話してみるか