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ホレ
見ててやるから
さっさとしろ
感謝しろよ
この俺に
最後を見取って
もらえるなんて
テメーのまがい物だらけの
一生の中で
唯一 本物の
栄光だろーからな
ったく
呆れるぜ
俺という男は
どこまで
優しけりゃ
気が済むんだろ
フョードルとも
あろう者が
引き際を
わきまえんとはな
まぁ 所詮は
胎界ブツだ
覚悟を
決めていたようでいて
最後の最後まで
自分が死ぬなどとは
思ってなかったんだろう