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webコミック 生成世界の奇蹟 一

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その面影は
ちょうど
仁殿と瓜二つ

遺憾ながら
当主の器では
なかったのです


善様には
遠く及ばなかった……

ましてや
情殿……
フフフッ


私は小僧の頃
善様に連れられて
西海道を制圧しましたが

その
善様の風格を備えている者ならば
何名か心当たりがありましてな

その者のいずれかが
お目覚めになるまでは
聖子様に
自由はありませぬ

先ほど
「お膳立てされている」と
申しましたが
それは ヘッドの掌の上で
転がされているという意味では
ありませぬ
悪魔とて 事を思い通りに
運ぶ事は出来ませぬ
出来るのは
人の『たましい』の力だとか……

そして
彼奴等も求めている
『真の胎界主』
計り知れない
公転距離をもつ
アカーシャ球体の
中心に位置する
その胎界主が
当主になる
お覚悟を
持つまでは


団 まさか……