|
|
前頁 |
その時には
この……今日の非礼の数々を
穏便におさめて頂ければ
私は閣下に
多大な感謝の念を示したいと
思います!
つまり なにか
いずれ自分は
男爵風情より偉くなるから
今のうちに恩を売っておけと
そう 言っておるのか
…………
『たましい』にかけて
誓います
あぁ
それで
ワシの名を
書いてはいないのだな?
?
ま
魔王様を
強制送還するなど
畏れ多いことは……
それをそこの出来損ないは
やらせたのだ!
人間の子供なんぞにな
ああ……あとで
主人の私が
拷問かと思うくらいに
叱りつけておきますので