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作者は
イギリスの劇作家
『シェイクスピア』
偉大なる胎界主だ
死後数百年たった今でも
北米州の最先端ビルで
投資家や株屋どもが
そのセリフを
そらんじてやがる
原作は知らん
映画で観た
あ〜ん
ハムレットの世界を
端役の二人の目線で
撮った
面白ぇ映画だった
ハムレットの学友
ローゼンクランツとギルデスターンが
デンマーク王国内の陰謀に巻き込まれ
死んじまう
ハムレットは
こんな渦中に飛び込んできた
学友の不運を知りつつも
仕方なしと
捨てちまうんだったな
面白ぇが
納得できねぇよ
合理的選択さ
聞かせてくれや
俺はなにも偏屈で
どの派閥とも
誓約しなかったんじゃない
仮に
ベリアル派と
結んだ場合
監視役のルーサーから
報告を聞いたベール派は
そのパワーバランスが
崩れる前に
迷わず俺を消すだろさ
莫迦のフリして
誤魔化してきたが限界だ
俺の助かる道は
悪魔の追って来れない
ロックヘイムに
ずらかるしかない