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特注の
電磁力板
その「機械」の
仕組みは
よく解らんが
時を止めている
自分自身と
それを 取り巻く
空間だけは
正常な時間だと
推測できた
あぁ……
でなければ
私も止まって
運動できないからな
まさに
足下を
すくわれたわけだ……
死なないように
「緒」を見ながら
撃った
たいした傷じゃないよ
私は
優柔不断な
ノロマでね
研究以外の事は
何でも
妻に決めてもらって
いたんだ
その妻も
もう
永くはないらしい
ここへは
君に……
亡くし屋さんに
背中を押して
もらおうと
迷惑
だろうが
迷惑だ
頼む……
助けてくれ