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やつら「魔物」は
デタラメにこの世界へ
来られるわけじゃない
物理法則を無視する
アカーシャ球体とやらで
構成した肉体を
炭素と結びつけなければ
物質に触れられない
ように
奴らが「形」を持つには
『たましい』の力による
媒介が必要なんだ
それが
『名付ける力』
ボク達 人間がもつ
「想像力」なんだね
そんで
その「姿かたち」は
大昔から社会に流布し
人々の深層記憶に
埋め込まれとるんだと
要するに
その魔王の身体は
お前が作り出したモノ
なのよ
だから
ボクが『還れ』と命じれば
還っちゃうのか……
あぁ
その前に
この『ソロモンの六芒星』
とやらを
床に描いて
うまいこと円内に
誘い込めよ
誘い込む？
ボクひとりで？
ちょっと
待ってよ
ホラ死ぬぞ！
死んでもいいのか
去ねっ去ね！
たちの悪ぃジャリだな
ったく……