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輝かしい
だが
すでに
見飽きた風景だ
冷えた宮殿の底で
変わらぬ風景を
見ている
計画はいつも
予想通り
何を得ても
喜びは一瞬で
掻き消えてしまう
もうどんな
夢も野心も抱けぬ
快楽の刺激も
幸福感も
日に日に
摩耗していくのが
分かる
昨日と今日の区別がつかぬ