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前頁
デジタルコミック 胎界主
変わりないわよ
依然として
ベールとベールゼブブは
その掌の上
ルキフグにも
動き無し
貴方のお気に入りの
ベリアルと
お間抜けメフィストちゃんもね
帝王は徘徊してるだけだし
直属の六王も変わりなし
この中で
怪しいというなら
サタナキアくらいかしら
あのダンマリ野郎は
私も何を考えているのか
わからないし
でも
気がついて
ないと思うわ
貴族連中が
減っていってるコトにすら
今のところはね
……
連絡を受ける度に
何でもできるんだから
自分でどうにかしてって
思うのだけど
そうでも
ないのかしら?
かの
古代イスラエル王国で
叡智を極め栄華を尽くした
ソロモン王は
世界に絶望し見切りを付けた
でも
原典世界へ飛び立つ前に
帰還するかもしれない場合に備えて
あらゆる事態を想定した
「設定」を施していった
もう
何でもできるんじゃ
ないかって思うくらいに
その
保険のひとつが
いま効いてるって
わけなんだけど……