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- 関西圏で原生森が見れる場所。で検索してみつけたのがココ、大台ケ原でした。
(注)旅行好きで大台ケ原に行ってみたい方は、別の旅行者のサイトをご覧下さい。
写真付きで楽しそうな模様をご報告されております。
以下にある自分のやつは、行きたくなくなります。
2009 4/26。前日が雨。その日は強風吹き荒れる肌寒い日でした。
朝の七時に自宅を出発し、阿倍野橋駅で大台ケ原割引往復キップ(約五千円)を購入。
午前九時に奈良県の大和上市駅に到着。そこからバスで山頂まで登ります。
この時点で、天気はドン曇り。もちろん大阪よりも寒いでやんの。
バスの待合室には、去年登山して行方不明になった方の捜索願の張り紙が……。
バスに乗り込むと、おばちゃんと俺の二人だけ。
車内アナウンスで、これ一応登山だから。ハイキング気分で来るのは勘弁して。結構人死んでるし。
といった旨の内容が流れて出発。
車内では、観光アナウンスで、3カ所くらいあるダム情報を通る度に聞かされる。
知らねーよ。貯水量が東京ドーム何個分とか。
後は、町の名士のおっちゃんの事とか、その人の名が絶壁にデカデカと記されていたりとか
おっちゃんの名は子々孫々まで語り継がれるとか。
すみません。おっちゃんの名前はマジで覚えていません。
バスはガタガタ揺れるけど、山道をバスで登って行くのはなんかシュールで良かった。
昔、富士山の途中までバスで登るのって、富士山に対する冒涜だとか
それじゃあ富士山を登った事にならない等とテレビできいたけど、いいよもうバスで。
二時間近くバスで登るとこを徒歩でいけるかい。ましてや富士……。
やがてバスは、山々を見下ろす所まで登る。暗い緑の山々を所々に日が射して。
- この景色が美しかった。
結局、この時が一番楽しかった。
そのあたりから、小雨がふりだし、気のせいかそれが舞い始める。
午前11時。到着。
そいつは気のせいじゃなくて、小雨は雪になってました。
外に出ると車内では聞こえなかった、強風のゴオオって音とたたきつける雪。
とにかく予約していた宿に入る。
宿のご主人は親切な方で、チェックインは午後三時だけど、荷物を部屋に置いててもいいと言うので
部屋にあがらせてもらう。
宿には、自分の他には何日か前から泊まっているオジさんの二人だけとのこと。
営業前なので、中は電気が消えてて少し寒い。

- 35人収容の相部屋です。
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反対側にはオジさんの荷物。布団以外に何もありません。いやそれでいいんですが。
好きなとこでいいというので、部屋の隅に腰をおちつけ、荷物を取り出す。
ポケットにデジカメ。
- リュックに昼飯用のソイジョイ バナナCaプラス
二本と野菜ジュースを入れて、外に出る。
とりあえず、コースを回るのは明日にして
昼飯にしようと食堂に入る。暖けぇ……ストーブ焚いてやがるよココ。
しかしまだ11時だし、お昼までその辺を少し探索しようと思い、店員の兄ちゃんから軍手を買って
外に出る。相変わらず寒い。
ちょっと降りてくと、そこは倒木とかいい感じの景色。
デジカメで何枚か撮りながら降りて行く。
体も暖まってきたし、スイスイ下って行けるので進んでくと、登山スタイルで、息をハァハァ切らした
熟年夫婦と何度かすれ違う。
息も切れ切れで、会釈したりこんにちわと言ってくるので、気軽な感じで返して行く。
後からわかるけど、この時の俺ってめっちゃ迷惑な存在でした。
トントン降りて行けるため、もう引き返すのも面倒な所まで来てしまう。
そしてようやく自分がコースの逆を突き進んでいる事に気がつく。
しかし面倒なので、そのまま進むことに。
ところが、コースが登りに転じると、休憩無しには足が上がらなくなる。
おまけにこの頃から、天候は悪化してくる。
強風音がゴオオオオオから
キヒィイャボオオオオオオオオオオっていう肉食獣と狂女の悲鳴を合わせたような声をして大音量で鳴り響く。
眼下の山々が真っ白で、雲だか霧だかが竜のように漂い流れている。
そんで雪がアラレとなって、顔面を叩き付けて来る。
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- ここは落ち着いて昼飯だと思い、リュックから
ソイジョイ バナナCaプラス二本と野菜ジュースを取り出す。
- このソイジョイが、美味かった!
でもカロリーメイトブロックチーズ味 の方が
- 200倍くらい美味しいですよ!
柔らかくて甘くてほんと美味しいですよねカロリーメイトは。ソイジョイと違って。
で、野菜ジュースを飲む。
頼みもしないのによく冷えてんなぁコレ!
石粘度みたいなソイジョイを齧っては、野菜ジュースで流し込み昼飯終了。
昼食は暖かい食堂でとりましょう。
- 味は知りませんが、コレより不味いということはないと保証します。
もちろんゴミはちゃんとリュックに入れて持ち帰りました。
リュックごと捨ててやろうかとも思ったけど、現状では自分自身が捨てられそう。
昼過ぎ。東大台コースきっての絶景ポイント、大蛇ぐらに到着。
その前にも大岩があったので、登ってみると絶景とか言う前に、
突風が吹いて落ちて行く自分の姿がちらついて、
- 楽しむと感動するとかよりも恐怖と畏れしか感じない。
決死の思いでシャッターを切る。
そして進むと、死刑台のような階段が……。 - さっきの大岩は大蛇ぐらの手下みたいなやつで、大蛇ぐらの恐ろしさといったらもう。
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晴れた日なら、先まで行って下を覗き込めるみたいだけど、この日はマジで無理。
覗き込むどころか岩の先まで行くことすら出来ません。
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- アラレまじりの「お前殺したろか?風」が……
例の肉食獣と狂女の悲鳴を合わせたような強風が爆音となり
手で押さえてないと、帽子が飛ばされるくらいの風圧でした。
先端を覗き込んだ瞬間、さらに強い突風が吹いたりしたら確実に
最後の食事がソイジョイって事に……。
おまけに野菜ジュースのお蔭か体が震えて来たし、頭も痛くなって来たので、
次の牛石ヶ原を通ると、日出ヶ岳、正木ヶ原をめぐらないで
中道(駐車場と尾鷲辻を結ぶ整備された歩きやすい道)を通って宿に戻りました。
中道辺から、コースの入り口を楽々と進んで来る人たちと、ヘトヘトな俺がすれ違うという
因果がめぐりオチがつく。
で、泊まるとか冗談じゃない体調になっていたので、宿のご主人に「僕もうお家に帰る」という事を告げると、
こころよくキャンセルに応じて頂きました。キャンセル料などもなくて、いい宿でした。泊まってないけど。
土産屋で、野いちごとこけももジャムとこんにゃくを買ってから、帰りのバスに。
行きは大丈夫だったけど、車中で何度も吐きそうになる。
夜の7時に帰宅。葛根湯を飲んで寝ました。
- 大自然の恐怖と畏れを体感出来たので、収穫はありましたが
- 二度と行く事は無いと思います。大台ケ原どころか旅行自体に。
終わり。
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