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読書日記

2008 11/24

宿屋めぐり 町田康・著


一見分厚いけど、町田康ファンの方なら苦もなく読了できる。

長編小説なんかを読破しようと思ったら
「面白い・つまらない」よりも、「肌に合うか・合わないか」になるのだけれど。

長編小説に限らず、映画や漫画もそうで
いくら面白いとわかっていても、肌にあわないものはもう無理。最後まで観れない。
中でも映画が酷い。よっぽどでないと始まって5分くらいで
早く終わんないかなと感じるようになった。

つーわけで、『宿屋めぐり』いつもの町田節。
合わない人には苦痛でしかないかもしれないけど、
ハマればスラスラ読めてしまう。心地よい文。

内容の方も
例えば、いきなりなんの伏線もなく(一応、後から説明されるけど)主人公が空中を舞い
腕から火焔を放射するのを、面白いと思うか、つきあってらんねーと覚めてしまうか。

とはいえ、読後の印象は『パンク侍、斬られて候』と『告白』を足して二で割った感じ。
全体の濃度は前作よりも増してるけど、各テイストがその二作品と比べると、やや薄い印象でした。