- ラストを締める方法のひとつに
主人公のモノローグで終わらせるというのがあると
シナリオ入門とか、その手の本に書いてありました。
例えば、次のような恥ずかしい言葉を羅列した
詩の出来損ないのようなセリフで終わらせるものです。
友情と愛が
ひとつになって
この大地
大自然
大宇宙
大切なボクらと皆の
明るい未来の約束が待つ
輝く明日へ
走り出すんだ!
(*この間、笑顔の仲間達のカットが次々と映し出される。)
これは悪例ですが
テキトーに単語を羅列しただけで、何も言ってないのに等しいのに
なんとなくラストが締まったって感じになります。
打ち切り感も漂いますが。
今回のラストはそういう誤魔化しじゃなくて
詩っぽいセリフで終わらせようと狙ってやりましたが
どんなもんだったでしょうか?
そもそも俺自身、詩というものが
自己陶酔したパカの独り言だと誤解していたので
上記の悪例のようなラストを
アニメの最終回で観る度にシラケてました。
しかし、本物の詩というものは、なにかの言い換えや
意味不明な単語の羅列や、「人間だもの」程度の戯れ言ではない
深い感動があります。
もちろん、今回のラストのセリフは、
詩とよべるものではないんですが意識はしてみました。
そのような好例としては
映画AKIRAで大佐がドクターにきかせるセリフ
見てみろ
この慌て振りを
怖いのだ
怖くて堪らずに
おおいかくしたのだ
恥も尊厳も忘れ
築きあげて来た文明も科学もかなぐり捨てて
自ら開けた恐怖の穴を
慌てて塞いだのだ
に、単にアキラの恐ろしさを説明・表現している以上の感動。
本物の詩に届く凄さを感じます。
*引用はAKIRA DVD SPECIAL EDITIONについてくるアキラ絵コンテ縮刷版から。
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